ではまずはアイリさんです!どうぞ!
『僕はまだ入学して3日しかたっていない。でもこのときから僕の高校生活は大きく変わっていった。』
「桜か…」カーテンの向こうには花びらの舞いが広がっていた。
春の朝はとてもおおらかで、優しい風に包まれているような気持ちになる。
桜の花びらが散るのを横目で見ながら
今日も悲鳴を上げるさびついた自転車と共に学校へ向かっていった。
坂を登るころ、自転車の悲鳴はだんだん大きくなっていく。
なんてきつい坂だ…。
先の見えない長い坂道にため息をついた。
ふと上を見上げると、桜が風に吹かれ、僕のまぶたに花びらがそっと散った。
それを手に取り上げ、ああ…めんどくせぇ…。
そう思った。
すると甘い香りが僕を包む。
その香りでいら立ちは消え去っていく。
長い髪がふわりと風に吹かれている。
横を見るとそこに居るのは、
キミだった…。
思わず見入ってしまう。
その子の黒くてストレートをかけた髪は桜風になびいていて、
顔は小さく、目は大きくてすごくかわいい子だ。
上から散ってくる桜吹雪がとても似合っている。
少しブカブカのブレザーの制服の袖。
短くしたスカート。全部僕には輝いて見えた。
ふと気がつくとその子は僕の目の前を通り過ぎていた…
なんでだろう?僕はさっきまでの気分とは違う『フシギ』な気分へと変わる。
その魔法のせいか、さっきまできつかった坂道が急に軽くなった。
まるで、誰かが僕を押してくれてるかのように…
それが『恋』と気づいたのは、坂を越えた時だった。
いつの間にか教室についていた。すると、
教室の入り口から声をかけられた。「何、うれしそうな顔してんの?」
そう言って教室に入ってきた。
…ってよく見ると何か手に持っている。
「イヤ…なにも…」
「変なこと考えてたんでしょ?」
「そんなんじゃ…」
そう言ってる間に
「じゃお仕置きだねっ」
「えっ!?」『ビシッ』
「いってぇなっ!」
ああ、くらってしまった…。デコピン。しかも定規で。
こんなことしてきたのは黒崎まりな。幼稚園からの幼なじみ。
いつもテンション高くて、「おせっかい」イヤッ『迷惑』な存在。
まあ、クラスが違うだけでも幸いだ。
すると、前から
「あっまりな~。来てたんだ。ここの宿題教えてほしいんだけど…いいかな?」
アノ子だ!!坂道ですれ違ったアノ子だった。まさか同じクラスだったなんて…
思わずじっと見つめていると、まりなが近付いてきた。
僕の異変に気付いたのか…?
まりなはにやにやしながら「あの子の名前知りたい?」と耳元でささやいてきた。
僕は知らない間にコクンとうなずいていた。
まりなはフフっとほほ笑んでまた僕の耳に近づく。
「ア・イ・ノ・ユ・リ」
僕の耳にはこの5文字が鳴り響いていた。
~作者からひと言~
『続きは優勝したら書きます。
誰もが経験したことのある初恋を男目線で書きました!
男女問わず読んでくれたら幸いです\(^o^)/』
感想お願いします!
明日は天の川さんの登場だ!
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